学童保育がある一方で、名古屋市は放課後などに学校施設を活用して、異学年交流や体験活動・学びの活動、地域での世代間交流などを図る、「トワイライトスクール」という事業も展開しています。
学童保育もトワイライトスクールも、どちらも児童が放課後を安全かつ楽しく過ごす場所であることには変わりありません。しかし,トワイライトスクールが遊びや学びなどの活動・体験を行う場であるのに対し、学童保育は遊びや学びを含めた「生活」の場である点が異なります。トワイライトスクールでは、その日の活動内容によって参加もまちまちですが,学童保育へは習い事などがない限り,基本的に毎日通います。学年も異なる多数の子どもたちが一緒に生活する中で、仲間との結びつきを深め成長してゆきます。
また、学童保育は、責任感を持って、専任その他の指導員が 毎日毎日子どもたちと接しています。そして、継続した保育の中で、子ども一人ひとりの成長を、援助・支援していきます。トワイライトスクールにも専任の運営指導者がいますが、主に子どもと接するのは、専任ではないボランティアたちです。このように、学童保育のほうが、子どもたちが安心して健全に成長していけるよう、楽しく安らげる場所になるような配慮がなされていると言えます。